糖尿病内科
当院の糖尿病治療の特徴
1.院内迅速血液検査によりすぐにHbA1c等の結果がわかりその結果に基づき治療方針を決定します。指先採血のため、採血の負担が少ないです。
1台の機器でマルチ項目の測定が可能 アフィニオン2
アフィニオン2は、 HbA1c、リピッドパネル、ACR、およびCRPの定量測定が、指先採血での血液1滴で迅速かつ簡便に実施出来ます。
2.インスリンをなるべく使用しない治療を目指します。
3.糖質制限ケトン食の第一人者の古川医師による栄養指導で、インスリンからの離脱を目指します。
■BOT療法(Bolus oral Therapy):経口血糖降下薬はそのままで、注射は1日1回
当院では、糖尿病治療薬の内服以外に、BOT療法(Bolus oral Therapy)など積極的にインスリンの外来導入を行い、内在性インスリン分泌を保護することで長い目での糖尿病悪化を阻止、回復を行っています。
初めての人でもインスリン療法を始めやすい方法として、今服用している経口血糖降下薬を続けながら「持効型(じこうがた)」と呼ばれる、効果が長く続くインスリンを1日1回だけ注射する方法(BOT※)もあります。経口血糖降下薬と持効型インスリンの効果を合わせて血糖値を下げる方法です。血糖管理が不十分な2型糖尿病のある人では、食後の高血糖だけでなく空腹時の血糖値も上昇しています。このため、空腹時高血糖が1日の血糖の推移を押し上げ、食後の血糖値が上昇する原因となっています。
「持効型」インスリンを補充して、空腹時の高血糖を改善することで、全体の血糖の推移がだるま落としのように低下し、糖毒性※※が解除され、本来のすい臓の機能が回復してくると、食後高血糖の改善にもつながります。
※BOT:Basal Supported Oral Therapy
※※糖毒性:高血糖の状態によってインスリンの分泌が阻害されたり、インスリンの感受性が低下する状態
(サノフィ株式会社 患者向け糖尿病情報サイトより)
■インスリン治療
インスリン治療ではSMBG(self Monitoring of Blood Glucose )を指導し、厳格な血糖コントロールを行います。外来でのインスリン新規導入も行っております。また、糖尿病に合併する膵疾患など腹部疾患をみるために腹部エコーを、そしてまた合併する血管プラークの有無、悪化を見るため頸部エコーを定期的に1年に1回程度行います。