呼吸器内科
睡眠時無呼吸症候群(Sleep Apnea Syndrome; SAS),慢性閉塞性肺疾患(chronic obstructive pulmonary syndrome; COPD), 気管支喘息(Bronchial Asthma; BA) といった疾患を扱っています。睡眠時無呼吸症候群(SAS)に関しては自宅で出来る簡易テストおよび必要時は在宅PSG詳細検査を行い診断、重症度を判定します。その上で適切な治療を行います。CPAP治療の導入、そのフォローも当院にて行います。
CPAP機器に関して、ResMed社、フィリップス社、そのほかのメーカーに対応しており、転居等により転院される方のニーズにも対応しています。SDカードを診察時に持参いただき解析データーを基に診察させていただきます。最近はSDカードフリーのサーバーを介した情報解析を基に診察することもあります。
慢性閉塞性肺疾患は重症度に合わせた段階的治療と在宅酸素(Home Oxygenic Therapy; HOT)を行っています。 HOT導入時期を客観的に評価するため24時間saO2モニターやCO2モニターの検査を行っています。
気管支喘息は、スパイロやピークフローを用いた客観的評価に基づき重症度に合わせたステロイド・気管支拡張剤の吸入(準備中)を中心とした治療を行います。
新型コロナウイルス感染症流行下での吸入ステロイド薬の安全性について
一般社団法人日本アレルギー学会
理事長 出 原 賢 治
一般社団法人日本呼吸器学会
理事長 横 山 彰 仁
一般社団法人日本小児アレルギー学会
理事長 藤 澤 隆 夫
気管支喘息の治療薬である吸入ステロイド薬(フルタイド、パルミコート、オルベスコ、など)が新型コロナウイルスへの感染リスクを高めるのではないかと心配される方がおられます。しかし、吸入ステロイド薬は喘息の治療にとって最も重要な薬剤であり、インフルエンザやかぜウイルスなどへの感染時も喘息の悪化を防ぐために継続して使用することが推奨されている薬剤です。自己判断での吸入ステロイド薬の減量・中止はしないようにお願いいたします。
不適切な吸入ステロイド薬の減量・中止は喘息発作を誘発し、救急外来受診や入院のリスクを高めます。そのような際に新型コロナウイルス感染症の患者さんと接触する危険性もありますので、適切に吸入ステロイド薬を中心とした薬剤で喘息のコントロールを良好に保ち、発作を予防することが重要です。
上記より、公園の街クリニックでは、インフルエンザやCOVID-19感染、かぜウイルスなどへの感染時も喘息の悪化を防ぐために、吸入ステロイド薬の使用を推奨しています。
喘息発作時の吸入
ベネトリン吸入液1回0.3cc+インタール吸入液(1アンプル2㏄)を使用します。
※当院では、新型コロナ感染予防の観点から、マウスピースと薬液ボトルはディスポとするため、1540円(税込)の実費がかかります。