消化器内科(+肛門科)
元大学病院教授が担当する専門外来
消化管(食道、胃、十二指腸、大腸など)、肝臓、胆道(胆のう、総胆管など)、膵臓が消化器内科の担当範囲です。
当院では、以下の症状や疾患に対し、検査、治療を行っています。
■以下の症状について受診できます
1.ゲップ、胸やけ、胃もたれ、胃の痛み、喉のつかえ・違和感
2.血便(鮮血で、痔核が疑われる場合)
3.肝機能障害(健診で肝機能異常・脂肪肝を指摘された方)
4.腰の痛み・背中の痛み(腹痛、背部痛)
5.腹痛(お腹が痛い、急なお腹の痛み)
6.下痢・便秘
■食道の病気
逆流性食道炎(ゲップ、胸やけ、胃もたれ、胃の痛み、喉のつかえ・違和感)
■胃の病気
急性胃炎、慢性胃炎
機能性ディスペプシア
胃潰瘍・十二指腸潰瘍
ヘリコバクター・ピロリ菌除菌
■大腸の病気
便秘症
下痢症
過敏性腸症候群(腹痛・便秘・下痢を繰り返す)
■膵臓の病気
急性膵炎・慢性膵炎
膵臓がんの検査→腹部エコー検査を実施できます。
■胆のうの病気
胆石症・胆のう炎
胆のうポリープ
胆のうがんの検査→腹部エコー検査を実施できます。
■肝臓の病気
肝機能障害(健診で肝機能異常・脂肪肝を指摘された方)
急性肝炎・慢性肝炎(肝硬変)
肝血管腫
肝臓がんの検査→腹部エコー検査を実施できます。
当院では、内視鏡検査設備はありませんが、採血、レントゲン検査、腹部エコー検査、関連施設での腹部CT検査、上部下部内視鏡検査により診断をし、これをもとに治療を行っています。検査はできるだけ安全でかつ正確な診断ができる方法を選択し、検査結果は真摯な態度で十分に説明し、治療については十分な説明と同意の上で、治療方針を決定するように心がけています。
消化器がんなどの術後の定期検査(紹介状必須)
がん |
腫瘍メーカー(保険適応) |
甲状腺がん |
CEA |
非小細胞肺がん |
CYFRA21-1、CEA、SLX、CA125、SCC |
小細胞肺がん |
NSE、ProGRP |
食道がん |
SCC、CEA |
胃がん |
CEA、CA19-9 |
大腸がん |
CEA、CA19-9、p53抗体 |
肝臓がん(肝細胞がん) |
AFP、PIVKA-Ⅱ、AFP-L3 |
胆道がん |
CA19-9、CEA |
膵臓がん |
CA19-9、Span-1、DUPAN-2、CEA、CA50 |
膀胱がん |
NMP22、BTA |
前立腺がん |
PSA |
乳がん |
CEA、CA15-3 |
子宮頸がん |
SCC、CA125、CEA |
卵巣がん |
CA125 |
悪性リンパ腫 |
可溶性IL-2受容体 |
脳腫瘍 |
なし |
肛門科
痔核は内痔核、外痔核、両者が合併した内外痔核、嵌頓痔核などそれぞれの症例で極めて多彩な形態がみられる(写真1)ので、発生部位や成因などから正しい診断とそれに即する適切な治療が必要となります。
脱出度による分類
脱出度によるGoligher(ゴリガー)の臨床病期分類がよく使われています。
Ⅰ度:排便時にうっ血し、肛門内で膨隆する。
Ⅱ度:排便時に内痔核が脱出するが、排便後に自然還納する。
Ⅲ度:脱出を納めるのに用手的還納を要する。
Ⅳ度:痔核が大きく外痔核まで一塊化しているため完全には還納できない。
Goligher(ゴリガー)分類はⅠ度からⅣ度にむけて徐々に程度は悪化し、その程度により治療方法が選択されます。
(日本臨床外科学会HPより)
治療
保存的療法(当院)
- 腫れと痛み(妊婦さん):非ステロイド系
ボラザG軟膏。※市販薬は、ボラギノールM軟膏がステロイドフリー。
- 出血を伴う場合:ステロイド系
ポステリザン軟膏(座薬)
- 腫れ、痛み、出血を伴う場合:ステロイド系
プロクトセディル軟膏、ネリプロクト軟膏