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超音波(エコー)検査

エコー(心臓、頸動脈、下肢血管)超音波画像診断装 FCX-1

心エコー検査

検査でわかること

心臓は4つの部屋と、4つの弁と呼ばれるもので構成されています。心エコー検査では、これらの部屋の大きさや働き、また弁の動きなどについて超音波を用いて詳しく観察することで、様々な心臓病の診断や治療方法の選択と治療効果の判定に役立ちます。

検査の方法

超音波の通過をよくするために肌にゼリーをつけますので、上半身のみ肌の見える状態でベッドに横になっていただきます。探触子(プローブ)と呼ばれる超音波を通過させる道具を肌に押し当て、探触子を移動させながら心臓の様子を観察していきます。探触子押し当て・移動による圧痛を感じる場合があります。

検査時間

通常は30分から1時間程度ですが、病気の種類や患者さまの状態などで異なります。

検査を受けられる患者さまへ

この検査は妊娠中の患者さまや乳児の患者さまでも安心して検査を受けていただくことができます。検査を行なう際には、心臓をより観察しやすくするために体を左横向きにしていただくことや、肺の空気の影響で心臓が観察しづらい場合に息を止めていただくことなどがあります。声をかけたときには、是非ともご協力をお願いします。

( 横浜市立大学附属市民総合医療センター 臨床検査部HPより)

頸動脈エコー検査

この検査では、超音波を用いて、首の動脈(頚動脈)の中内膜肥厚度(血管壁の厚さ)やプラーク(壁の一部が盛り上がった部分)の状態を調べることにより、動脈硬化症の進展度を判定します。頚動脈は動脈硬化の好発部位であるため、頚動脈における動脈硬化を評価することで全身の動脈硬化の指標となります。

左は正常範囲内の中内膜肥厚度、右は動脈硬化が進んだ状態(矢印で示した部分)
(国立循環器科研究センターHPより)

※当院では、心エコー+頸動脈エコー検査をセットで実施しています。

下肢血管超音波検査

下肢血管超音波検査(下肢エコー検査)とは?

下肢血管超音波検査は、足に超音波を当て、 反射してきたエコーを受信し画像にすることで 下肢の血管の状態の観察をします。
検査による副作用や痛みはありません。

検査でわかること
  • 下肢動脈:足のしびれや冷え、潰瘍、間歇性跛行などの原因が、下肢動脈の狭窄や閉塞によるものか。例.閉塞性動脈硬化症、バージャー病(閉塞性血栓血管炎)
  • 深部静脈:足の腫れや痛みなどの原因が、下肢静脈内にできた血栓によるものか。例.深部静脈血栓症など

( 横浜市立大学附属市民総合医療センター 臨床検査部HPより)

よくある質問

Q.心エコーで何がわかるのか?

A.超音波を当てて心臓の大きさ、動き、弁の状態、血液の流れなどを観察し、ポンプが正常に働いているかどうかを判断する検査です。 心筋梗塞や心臓肥大、弁膜症、先天性疾患などがわかります。 また、治療方法の選択、治療効果の判定、手術時期の決定などにも役立ちます。

Q.頸動脈エコー検査でわかることは何ですか?

A.頸動脈エコー検査とは、首の血管の様子を超音波を使って簡単に画像で見ることができる検査です。 これにより動脈硬化の早期発見や進行具合がわかります。 その際に計測されるのが、動脈硬化の指標のひとつである「内膜中膜複合体肥厚度(IMT)」です

Q.下肢静脈エコー 何がわかる?

A.何が分かるの? 下肢に血栓ができる深部静脈血栓症1)や足の血管が太く浮き出る下肢静脈瘤2)がないかが分かります。

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