一般内科
公園の街クリニックでは、小学生から診察を行っています。また、急患・新患を随時受付ています。
一般内科(小学生から診察)
急な発熱、腹痛、下痢、嘔吐、頭痛、めまいなどの症状やかぜなどのよくある病気は、随時受付ています。また、生活習慣病(高血圧症、脂質異常症、糖尿病、痛風など)をお持ちの方の健康管理。慢性呼吸器疾患や骨粗しょう症、前立腺肥大などにも対応しています。
また、小児の風邪の原因のほとんどはウイルス感染であると言われており、かぜの80%から90%がウイルスによるものといわれています。残りのものについては、細菌やマイコプラズマなどウイルス以外による感染が原因です。原因となる主なウイルスには、ヘルパンギーナ、手足口病、アデノウイルス、 RS ウイルス、インフルエンザウイルスなどがあります。ウイルスの種類によっては鼻やのどの呼吸器症状だけに限らず結膜炎や嘔吐、下痢、皮疹を引き起こすものもあります。当院では、手足口病、RSウイルス感染、マイコプラズマ肺炎、インフルエンザの診察を行っており、RSウイルス、溶連菌感染の迅速検査を導入予定です。
- RSウイルス感染症
- 咽頭結膜熱(プール熱)
- A群溶血性レンサ球菌咽頭炎
- 感染性胃腸炎
- 水痘(みずぼうそう)
- 手足口病
- 伝染性紅斑(りんご病)
- 突発性発疹
上記疾患の疑いのある方は、内科で診察を行いますので、受診をお待ちしています。
■よくある質問
Q.ヘルパンギーナの迅速診断方法はありますか?
A.ヘルパンギーナには、迅速検査はありません。 喉の所見や発熱の経過、周囲の流行の状況などで診断します。
内科で治療する耳鼻科疾患
■慢性副鼻腔炎
田畠院長の父親は、耳鼻科医師として有名であり、そのクリニックを田畠院長が引き継いできてことおあり、副鼻腔炎の診察もできますので、ぜひ、受診をお待ちしています。
内科で治療する泌尿器科疾患
■膀胱炎
膀胱炎の治療は抗生剤の内服です。(クラビット500㎎4日間<セフゾン100㎎1日3回、7日間<バクタ1日2回、3日間)
しかし、最近は、抗生剤の効きにくい細菌(薬剤耐性菌)が急速に増加しており、膀胱炎の治療も複雑化してきています。
膀胱炎の治療に最もよく使用される薬剤がニューキノロン系薬剤で、代表的なものにレボフロキサシンという抗生剤があります。この抗生剤は抗菌力が非常に強く、1日1回の3日間処方で膀胱炎が改善しますので便利な薬剤です。しかし、以前からこの抗生剤が汎用されてしまったため、膀胱炎の原因となる主たる菌である大腸菌のレボフロキサシンへの耐性化(効かなくなる)が進んできてしまいました。若い女性で今まで抗生剤をあまり服用されていない方には第一選択として投与しますが、それ以外の方に関しては投与しにくい状況になってきています。現在はセフェム系という薬剤を1日3回1週間処方が一般的となっています。
いずれにしろ、薬剤耐性菌が増加している現在、膀胱炎の治療は尿の培養検査でどのような細菌が原因となっていたかを調べることと、ちゃんと治癒したかの確認を行うことが必要です。症状が改善してもしっかり治癒していなければすぐに再発する原因となりますので、治癒確認のために後日(1週間後)、受診していただくことをお勧めします。
クラビットのような薬は,重篤な感染症に対する切り札として温存しておくものであって,ターゲット(起因菌)がわかっている軽症の膀胱炎に使用する必然性は無いとのことです.米国のガイドラインでは 単純性の膀胱炎にはST合剤(バクタ)を第1選択薬として使用することが推奨されております.尿路病原性大腸菌のバクタに対する耐性化率が30%(以下)の地域であれば,治癒率は85%以上に達するとの報告があります.
■男性の頻尿(前立腺肥大症)
■女性の頻尿(過活動膀胱)
尿の回数が多い状態。通常日中であれば8回以上、夜間は2回以上あれば頻尿といえますが尿量は水分の摂取量などによりかわりますので、たくさん水分を取っている場合にはこの限りではありません。
頻尿以外に「尿意切迫感」(急激におこる強い尿意)や「尿失禁」があったり、頻尿により日常生活が障害されている場合には治療を行います。
□薬物治療
過活動膀胱に対する薬物治療は効果がかなり期待できます。下記の2種類の薬剤があります。
- β3受容体作動薬 薬剤名:ベタニス®(ミラベクロン)、ベオーバ®(ビベクロン)
膀胱の筋肉にある交感神経のβ3受容体が刺激を受けると筋肉が緩み膀胱が広がります。それにより、尿をより蓄えることができ、過活性膀胱による尿意切迫、頻尿、切迫性尿失禁などの症状を改善することができます。下記の抗コリン薬と比べて排尿困難などの副作用が少ないため、過活動膀胱治療薬としては第一選択として使用します。
- 抗コリン薬 薬剤名:ベシケア®(ソリフェナシン)、トビエース®(フェソテロジン)etc.
膀胱の収縮には神経伝達物質のアセチルコリンが関与しており、アセチルコリンがムスカリン受容体というものに結合すると膀胱が収縮します。抗コリン薬はムスカリン受容体へのアセチルコリンの結合を阻害し、膀胱の過剰な収縮を抑え、過活動膀胱による尿意切迫感や頻尿などを改善します。上記のβ3受容体作動薬より膀胱の収縮の抑制効果が強く排尿困難などの副作用が出ることがあるため、β3受容体作動薬で効果がない場合や重度の尿もれを伴う場合に使用します。
上記以外の当院の診療内容